活動案内EPARECとは?
熟練患者(EP)育成制度
熟練患者(エキスパート・ペイシェント)は、主に初心者患者に短時間診療内では十分理解できない「病気や薬の知識」「自己管理法」の習得、自分の経験に基づいて生活上の問題解決のヒントを提供するなどのサポートを行います。
- ●受験資格
- 当会の学習会、講演会に参加し、自分の病気に対する基本的な知識があり、ぜんそくの自己管理がしっかりできている状態だと当会の専門医に推薦され、後輩患者の支援活動に関心のある患者やその家族等。
- ●熟練患者認定試験
- 当会の検定基準による認定試験はぜんそくをコントロールする上で必要な最新知識を習得する事と自己管理能力を身につけ、継続して実践する事で患者自身が自分の力でQOLの高い生活を実現し、ぜんそく死を回避することを第一の目的としている。
- ●認定
- 認定試験合格者は理事会の承認を得て認定される。
学習会・講演会
- ●学習会
- 熟練患者(EP)が中心となり、月に1回集まって勉強や意見交換をする自主的な集まりです。当会で認定されたEPを中心とする先輩患者が自分の闘病経験で得た自己管理のコツを伝授したり、親身に後輩の悩みや相談にのります。
- 1.ミニ講演会
前半は、専門家の方々の講演を「ミニ講演会」として実施しております。 病気を自己管理し続けるために必要な知識を提供していきます。 テーマは毎月変わります。
2.グループ学習
後半は、グループに分かれて勉強・相談などを実施しています。
[はじめてクラス]
初めて参加する方、2・3回参加した方を対象にしたクラスです。 エパレクってどんなところ?EPって何?病気に関する不安、薬の使い方など何でも相談して下さい。経験豊富な先輩患者がお答えします。
[基礎クラス]
「自己管理の基礎を身に着けること」 「ぜんそくで死なない=生き抜くための知識を身に着けること」 を目標としたクラスです。 ピークフローメーターやぜんそく日記の使い方、基本的な薬について学びます。 はじめてクラスというわけでもないが、おしゃべりしたい方・話を聞きたい方もこちらにどうぞ。
[中級クラス]
基礎クラスで自己管理の基礎が身に着いた方を対象としたクラスです。 基本的な自己管理の範囲を超えて、「喘息予防・管理ガイドライン」に示されている様々な内容を詳しく学んでいきます。
[上級クラス]
「喘息予防・管理ガイドライン」の範囲を超えた、周辺知識について学ぶクラスです。 - ●特別講演会
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エパレクでは、学習会がお休みの1月、8 月を利用し、それぞれ「新年特別講演」「夏期特別講演」を行なっております。各分野の専門医の方を招き、最新情報を、盛り込んだ講演となっております。
比較的大きな規模の会場で、一般市民講座として開催しています。
刊行物
- ●エパレク通信
- 毎月1回発行。エパレクの活動の報告、学習会でのミニ講演会、特別講演会の要旨など、会員のみならず、非会員の方々にもエパレクの活動、慢性の呼吸器疾患に対する正しい知識を身につけて頂けるよう情報提供を行っております。
ネット上での活動
- ●エパレクホームページ
- エパレク通信のバックナンバーの閲覧や各種イベントの情報などを掲載しております。エパレク通信と並んで、皆様と情報を共有する広場と考えております。是非、様々な情報を前向きにキャッチして、健康で快適な生活を手に入れてください。
- ●エパレクアレルギー遠隔教育学院
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エパレクでは、アレルギー遠隔教育学院(http://ael.moovii.jp/)の運営を、平成24 年6 月1 日より引き継がせて頂く事となりました。
このサイトは、当会理事である須甲松信先生(東京芸術大学 保健管理センター 教授)が研究代表者を務めた「平成20 年度厚生労働省免疫アレルギー疾患・予防治療研究事業:ユビキタス・インターネットを活用したアレルギー患者の自己管理および生活環境改善支援システム、遠隔教育システム、患者登録・長期観察システムに関する研究」班の第4 分科会が作成したものです。このサイトは、インターネットによる患者教育を目的とするものであり、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、鼻アレルギーおよび食物アレルギーなど20以上の講座があり、既に灰田美知子エパレク理事長、黒木宏隆理事もそれぞれ講義を担当しております。
講師派遣
行政、学校法人及び企業など、当会の方針に沿った講演会、イベント等でぜんそく、アレルギー、COPDなどに関する啓蒙、環境改善を目的とした講演などへ、それぞれ専門の医師、薬剤師、熟練患者(EP)を講師として派遣いたします。